黄金湯の衝撃再来!【サウナと日本文化を古民家が融和】。サウナ好きのゼロいちの挑戦を追いました!
オープン前の2回の取材からkiwamiでととのうまで、どこかで感じた斬新で懐かしい気持ちは、黄金湯と同じだ!と気付きました。残すべきものは残すが新しい文化も取り入れている。そんなサウナ好きが拘りを追求する挑戦を追いました。
サウナ業界大注目
YouTube配信されている一般人起業家(志願者)が事業計画をプレゼンテーションし、投資家が出資するか否かを判断する「令和の虎」。2022年3月に放送された令和の虎で「日本一ととのうサウナを作りたい!」との内容で中島惇生さんが条件つきオールを達成されました。
まだ一年たってないですがこの時期は新しいサウナが誕生するとなると、SNSでも大きく盛り上がりました。
突きつけられた条件は「クラウドファンディングで200万を集めること」そのクラウドファンディングでは目標額の200万は一瞬で達成し。更に500万、800万とどんどん目標額を上げていき、最終的にサウナ史上初の1000万円を達成しました。
「サウナブームすげーな!」と感じた出来ごとでした。
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思うように進まない
しかし、難しいのはここからなのか。当初の目標だと5月末あたりオープンだったと思いますが、結果出来上がったのが11月末でした。施工会社を変えたり、半導体の影響などあり大変だったそうです。
サウナ仲間の間でも「まだ?」「もうとっくに開業してるのかと思ってた」なんて声も聞こえてくるようになりました。
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1回目の取材
5月にアポイントをとり、kiwamiさんへお邪魔させていただきました。中島惇生さんとはお互いサウナ好きとありSNSで繋がり今回に至りました。
この時は、やっと店舗の場所が決まり庭の木を伐採したり、床をみんなで剥がしている時期でした。
正直…大丈夫⁉︎勝手なサウナ施設のイメージだと、新しいサウナ施設はキレイで清潔感がないと受け入れられないのでは?サウナやお風呂って水使うから、古い木材って相性悪いのでは?
って思っていました。
しかし、このタイミングで中島さんからサウナに対しての熱い想いや、人生観などお聞きする事ができ、この人凄いなと心動かされた事を覚えています。
「朝サクッとサウナに入れば、その日のパフォーマンスが上がり名古屋や日本を元気にできる」と
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他にもオープン前なのに多数のメディアに取り上げられてました。大手テレビ局など、注目度の高さが窺えます。
2回目の取材
オープンの日にちも決まり、工事も進んだとの事なので再び11月中旬お邪魔させて頂きました。
急ピッチで作業が進められており、足の踏み場もなく迷惑かけないようにだけ気を使いながら中島さんから店内の説明してもらいました。
サウナ室は天井を低く、消防法など考慮してストーブも低く広く。シャワーもまだ他では無いような全身チラーでシャキッと目が覚めように。
食堂のアイテムなど拘り持って取り寄せて、可能な限り手作りで。
オープンが楽しみで仕方なかったです。
迎えたプレオープン
2回目の取材から僅か9日後にオープンした究極サウナ
「え!?かっこいい」初めてお店に足を踏み入れ脱衣所に入った瞬間は、想像してたよりも5倍の衝撃がありました。古民家を改装したカフェはカッコいい!でも….ここはサウナ。 ………やっぱかっこいい。こんなに、古い木材を残せるものなのか?
シャワーは個室。奥に見える中庭がめちゃんこカッコいい!「早く、あそこでととのいたい!」と足速になってました。
【サウナ】
いざ!サ室へ!「おぉ!!!」めちゃんこかっこいい(2回目)薄暗く、でも奥行きがあるようなライトのお陰で視覚の刺激もある。
上段にあぐらをかいて座り、テレビの無いこの空間で静かに瞑想しているとなぜが、学生時代の部活、剣道場に入った時の気持ちを思い出しました。
日本家屋の奥深しい感じ。誰かが言ってた「サウナ室は茶室に似ている」と同じで、茶室は上下関係なく武士や殿様も同じ目線で場を共有、精神統一する空間です。
剣道も勝敗は、関係なく対戦相手に道場にも一礼して一礼で終わる。そんな日本文化の残したい精神を感じ取りました。
サウナ室の扉にかけてあるのれんも愛でたいポイント。
【水風呂】
そして一番の衝撃だったのがこの水風呂。2メートルの水風呂は聞いていたが、このブルーのライトアップは痛快でした。
もし、このライトがもっと暗かったら古木と重なってなんか怖くなりそうだし、明るすぎると幼稚っぽくなってしまう。
深いブルーも素敵だなぁっと天井を見ながら15℃の水と2メートルの水圧でぼや〜っと冷やされました。
【外気浴】拘り抜いた外気浴でととのう。
ここまでインフィニティーが充実してる施設は、精神的にも安心できます。でもそれ以上に椿がキレイでまたしても日本家屋だなぁっと思ってしまう。まさに今まで無かった古民家でととのう。これ!でした。
外気浴でうつ伏せ経験もできました、初体験。
【食堂きわみ】
受けつを済まして、指定されたテーブルへ。ここでも拘りポイントが沢山。名物になるであろうラムカレーは、余分な具材を入れず複数のスパイスと玉ねぎをじっくり煮ることで深い味を出しているのだそう、まさに大人カレー美味かった。
令和の虎で出資された三浦会長と中島さんがkiwamiでととのってるこちらも面白い。
まとめ
中島さんと話していると、kiwamiはまだまだこれからだそうです。使われてない部屋を当初の予定の通り宿泊にするのかジムにするのか。進化が気になります。個人的にはジムとかメチャ斬新でアリだと思いました。
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サウナブームで沢山の施設や個室サウナが誕生してますが、サウナ好きがゼロから作り上げた施設は少なく、一般的に新しい施設だとラグジュアリーで豪華な雰囲気にしたり、またはフィンランドっぽくアウトドアで自然な雰囲気にしたり。どれも素晴らしく楽しませてくれるが、どこか物足りなくどれも同じサウナに感じてしまう。kiwamiは「古民家×サウナ」が新しく、サウナとは?をしっかり考えられています。一点ロウリュやサウナ途中冷水を頭にかけるなど新しい価値観をここで知ることができます。このような施設が火付け役となりサウナのマナーや楽しみ方を文化として広めて行くのだろうと思いました。
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個人的な感想だと、東京都の黄金湯を初めて訪れた時と同じ衝撃を感じました。下町文化をそのまま残しリニューアルした小金湯は一見まじわりそうにない街の銭湯と流行をサウナが融和させており、コンクリートやガラスまで細部までこだわった黄金湯は地元の方の笑顔で溢れてました。名古屋市西区も名古屋城や円頓寺商店街も近く地元の方に愛される土地柄からサウナと日本文化を融和させたkiwami saunasは魅力的に映ると思います。
SDGzの観点からも良いものを長く使いたい、文化を残すためには?の考えが浸透する中サウナの位置付けは変わりつつあるのかもしれません。平成終盤までサウナはおじさん達の娯楽でした。そこからSNSの発展も関係して若者でも楽しめるカルチャーへ変わり、これからは更に文化をまじ合わせた歴史を作る業種へ移行してるのかもしれないと感じました。
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【愛知サウナ No.34】 kiwami
<店舗情報>
♨️店舗:kiwami sauna
📮住所:愛知県 名古屋市西区 浅間2-14-24
🚃電車:浅間町駅、4番出口から徒歩1分
🚙駐車場:4台無料
🕰営業時間:11:30~23:30
😪定休日:
💰料金:土日祝:1時間1,800円、+15分毎に450円 。free3,600円
💴決済:現金不可